鈴木日記

飯田橋

流れているのは、七夕牡丹の花弁なのよ
と、輝子は得意げに、白い少し光り方が可笑しい、箸を丸いもちに滑らせながら言った
僕はその動きの理由等、聞いてみた
彼女が言うには、まず発端は、魚町の静子さんという人が、咲かないままの花を、墨汁で染めたことらしい

静子さんは、ほぼ毎日、見ず知らずの木村という、黒と白の猫に額を叩かれる夢を見る人で、なかなか心地よい目覚めをしている人らしい
そこまで聞いたら、そそくさと去っていった
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# by suzukinikki | 2008-01-15 00:18 | 鈴木日記

テクニカルファウル

真田信夫は思った。やっぱりなあ、そんな程度に違いなかったんだなあと、、、、、
焼き魚を口いっぱいにほうばりながら、そんなことを思った。
その日はとてもよく曇っていて、曇り好きには、たまらない一日に、なった。
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# by suzukinikki | 2007-04-26 00:19 | 鈴木日記

暇  二〇〇二年十月三日

浮かれ出す青春の中で
楽しむ言葉もないさ
やさしさも消え入りそうで
くやしさぐらいしか
たのしめる 物もなくて
めぐりゆく 季節の中で 悩んでるふりでもしてさ
くだらないことばをはいて
あなたとの距離をちぢめる
くだらない人生という
言葉にふりまわされる ふりをして
お堀をみてる 僕らは 夕暮れに咲く

こんなこと 言ってはみても 涙をこぼしても 貴方に届かないから 死ぬと言うのもわからない

しのびしのばれるまま
ぼくらは 街道をいく
どうなるかわからないと 昔から言われてる
伝統の言葉にいつのまにかしたがって
ゆっくりとさきをみて
ためいきをはいてみる
とくにいいたいことは ないのはもうわかった
それでもなにかいうのは 何か言ってたほうが
ちょっとおもしろいから 
文句でも言ってみるか
言ってもなにも出ない
そのむなしさ楽しみ わかれうたでもうたう
そうはいったところで
別れるのはいやだ なにもかももったいないぜ
死んでいくねと笑う
高らかに笑う

泣くよりは良さそうだから 苦しくならぬように
落ち葉を蹴散らして
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# by suzukinikki | 2002-10-03 23:47 | 鈴木日記

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